包皮炎と真性包茎の関係

2024年8月7日

包皮炎と真性包茎の関係

真性包茎には他の病気のリスクも伴う

見た目が良くないので大勢の人が利用するプールやサウナや温泉や大浴場に行くのも躊躇ってしまう、コンプレックスがどんどん大きくなり悩みが増幅し自分に自信が持てなくなっている、性行為のことを考えると憂鬱な気持ちになり女性との恋愛に対して苦手意識を感じるなど、真性包茎の男性が抱える悩み事は数多ありますが、最も深刻な悩みと言えば病気のリスクと隣り合わせであるということではないでしょうか。真性包茎は常に亀頭に皮が覆いかぶさった状態となるため、包皮内が不衛生になりがちです。尿や垢や古い角質や皮脂や汗や下着の繊維などが入り込んで包皮内にとどまることで菌が繁殖し、包皮炎を発症するケースが意外と多いです。黄色ブドウ球菌やレンサ球菌や大腸菌などが原因菌となり、膿が出たり赤く腫れたり強い痒みに襲われたり悪臭が発生したりなどの症状があらわれます。薬物療法で症状を緩和させることが可能ですが、再発を繰り返すという性質があり厄介です。

真性包茎に伴う病気のリスクを取り除くためには

真性包茎によって発症リスク・再発リスクが高くなる包皮炎の問題を根本から解決したいなら、手術でリスクを取り除くという方法が手っ取り早くて確実です。仮性や埋没の場合は病気のリスクが深刻ではないため保険適用外での治療になる場合がありますが、真性包茎の場合は包皮炎以外にも尿路感染症や陰茎癌などのリスクファクターとなり不妊の原因になる可能性もあることから、ほとんどのケースが保険適用となるので経済的負担は軽く済むはずです。切除して包皮口を拡大して縫い合わせるというメスを入れる外科治療ですので、術後1ヵ月間は患部を保護しながらの絶対安静が必要です。2週間は浴槽内にお湯を入れる入浴が出来ずシャワーのみになったり、3週間は性行為が禁止されたり、食生活においてアルコールや香辛料の摂取がNGになったりなど日常生活における制限もありますので、検討しているなら早めにスケジュール調整を始めましょう。

まとめ

真性包茎につきまとう病気リスクの代表格と言えば包皮炎ですが、包皮炎のリスクは手術で取り除くことが可能です。包皮炎だけではなく、陰茎癌や不妊症や尿路感染症などの病気リスクも確実に低減させることが可能ですので、躊躇せずに積極的に受けてメリットとベネフィットを手に入れるべきです。二次的な病気発症リスクをはらんでいる真性包茎の場合は保険が適用されるケースがほとんどですので、経済的な負担もさほど重くのしかからないはずです。